未だ書き込みが完成していないのに、プロバイダーの都合で住所変更の案内を
出さざるを得ない。無念ぢゃ・・・。


さようならAndaman, さようならLankawi

中々筆が進まず、はや2ヶ月が経過。もう街には秋の気配(明後日から10月ですぜ)が
漂い出そうとしているのに物語は未だ8月1日だったりする。ま、いっか。

さて、旅行ってほんと短い。あっという間に5日間なんて過ぎちゃって、もうアンダマン・ホテルとも
お別れだ。朝は何時ものビュッフェ。毎日少しづつメニューを変えているのは、長期滞在する
リゾート客をちゃんと考慮してるんだろう。

高橋尚子選手、ベルリン・マラソン2連覇おめでとう!
体調不十分な中、確実に勝利をもぎ取る、実力者である。
高橋尚子選手と言えば、Qちゃん。
茉莉のその幸せそうな表情は、お化けのQ太郎を思わせる。
果物が大好きなのである。ちゃんとフォーク使って食べている所が偉い!


最後のランチ。お父さんはお気に入りになったオックステール・スープを又頼む。
う〜ん、マンダム。



ホテルのリムジン(笑)にて、出発を待つ。
アマンダン・とももうお別れ?そんなのいや!とふて腐れる茉莉。


ランカウイ空港にて。
心を取り直し、えっちらおっちら荷物を運ぶいたいけな茉莉。
悲しいかな背が低いので前が見えずその足取りは遅遅として進まない。
お母さんは今ごろお土産を購入しているんだから、もう。私がしっかりしなきゃ!

一体何時まで買い物してんのよ。待ってられないわ!
耐え切れずに母を迎えに行く茉莉。
その頃お母さんは、キーホルダーを握り締め「10個買うから8掛けにして。」と交渉真っ最中であった。
  (注)海外では自分の持ち物から眼を離さないようにしましょう。


マレーシアのお土産。パタスクロ?に使うボールに興味を示す茉莉様。
相手をしてくれているのは台湾からの旅行客の様。
お洒落な靴を履いている。お父さんもあんなの1足欲しい。

ボールを奪った茉莉に腹を立てベビーカーで殴りかかる台湾娘!
それを瞬き一つせず堂々と受け止めようとする茉莉。
その態度や天晴れ!お母さんも「茉莉、そうよ。それでこそ日本魂。背中を向けてはいけないの。」と
スパルタ・ママの眼差し。或いは単にのろいだけなのか?

欲しかったら力づくで奪いな、とばかり憎たらしげな表情で茉莉をからかう少年。
晴子は憎憎しげな表情でそれを見守る。
茉莉「ボール貸してくだちゃい。」手を擦り擦りお願い。
嗚呼、何処までも礼儀正しい我娘よ・・・・。


飛行機と空港は繋がっていない。
空港の滑走路をテクテク歩いていくのだ。
こんなと所で記念撮影するのは御のぼりさん、と相場が決まっとる!と思ってたら
居ました、うじゃうじゃ。だから我が家も恥ずかしくない。はい、チーズ。

晴子「風邪が強いわね。」
茉莉「それがどうしたの?ハン?」すかしたポーズを決める茉莉であった。

早く上ってくださ〜い。後ろの人に迷惑で〜す。
旅の恥はかき捨て、とばかり、こんな所で迄ポーズを決める石村家。
一人冷めた顔付きの茉莉が、我が家にたった一人残された良心か。
或いは楽しかった旅行に名残を惜しむ憂いか。茉莉の心中や如何に?

以上で、ランカウイ編は漸く終了。
次号からは、やってきたぞ!オーストラリア旅行編、と行きたいところだが
第二子出産を控えておむつ代等を貯めないとならない為、敢え無く却下された・・・。



プールの周りには野猿が一杯。
ピザを食べてると視線が厳しい。
今度は、キングコングが茉莉ぽんをさらいにやって来ないか、心配だ。

キングコングの手下、小猿二匹。




プールサイドでサンドイッチとピザを頬張る妊婦。
「わたしゃ、二人分食べなあかんの。」


プールから上がって部屋で一休み。
茉莉の頭がクッションの間に挟まってもがいてるが、晴子はアイスクリームを食べている。
それって、茉莉ぽんに食べさせるやつだったんじゃ・・・。
 ←「え?そうだったの?」とぼける晴子。

翌日7月31日再び街に行く。
明日はもう帰国という事でお土産探しがメインだ。
車は先日乗せてもらったタクシー、3時間契約。学習効果が出てる、良いぞ、母ちゃん!
マレーシアのお土産というと、ピューターという錫製品、バティックという蝋を利用して模様を
染め抜いた生地製品とかが有名なんだそうな。(予めガイドブックで予習に余念が無い晴子曰く)
最初に行ったのはDe Zone。錫製品が一面に並んでいる。
マグカップやビアジョッキ等、結構お洒落なデザインのものが多いが、値段は一寸高めか?
一寸気に入ったマグカップの値段は¥6,000.−位。
店員曰く「錫製品は政府が価格をコントロールしているから、何処で買っても値段はそう変わりません。
価格値引きも出来ません。」本当かもしれないが、生き馬の目を抜く様な香港人相手に売った買ったという
仕事をしてるお父さんは、素直に信じることが出来ない。これって性格が歪んでるってことか。
晴子「あのね、ピューターなんて実家にい〜〜っぱい有るけど、全然使ってないよ。はっきり言って必要
    有りません。第一、貴方おんなじ様なもん持ってるじゃない。」
同じ様なもんって、ひょっとして俺が独身時代にLoftで買い、以来ずっと愛用している歯磨き用コップの事か?
はっきり言って全然違います。

しかし藤田家でも購入して以来ずっと使用していない事実(ん、ほんまかな?又、晴子話作ってんじゃ?
いかんいかん、妻の言うことすらも信じられなくなっては終いだ。反省。)

兎に角、他店と価格比較することとして、2軒目に向かう。

次にタクシーの運ちゃんに案内されたのはAtma Alam Botik Art Village。
ここの事も晴子は知っていた。中々良く勉強してるな、大変宜しい。
最初にバティックの製作現場を見学する。
両端を重石でぴんと(宙に)張り、蝋を浸した筆で模様を描く。(生地に染み込ます。)
その後、区切られた域内に染料を染ませ多彩な図柄が出来ると云う寸法である。
成る程、マレーシアやインドネシア辺りの駐在員夫人が暇つぶしに勉強すると聞いてたが
こういうものだったか。
このお店でも錫製品が幾つか有ったが、概して同じ様な価格。
しかし結局藤田家の教訓を生かし、今回は購入を見送ることとした。多分、永久に買わないと思う。

2軒ともガイドブックに載っている有名なお店だった為か、全体的にお値段高め。
マレーシアの物価指数と明らかにかけ離れている。誰がこうしたんだ!あ、日本人観光客か。

タクシーの運ちゃんに「Reasonable shop」を紹介してくれ、と頼むと、「あいよっ。」ってな具合で
直ぐに向かってくれる。やはり地元の人に聞かなきゃ駄目だねぇ。しかもマレーシアの人って
英語が大分通じるから楽だ。香港より余程通じるかも知れん。
それで案内されたお店。ピューターの様な値の張る製品は無いものの、民芸品の様なものが
一杯陳列されている。確かに安い。
木製工芸品とか、ランカウイ!とロゴの入ったT-シャツ。〈恥ずかしい・・)
ここで、晴子はどうでも良い友人用に義理土産を購入する。流石、倹約主婦だ。

一心地付いた所で、食事に向かう事とする。
衛生的で、エアコンが効いてて綺麗なお店、と注文が付いたので(お父さんはマレーシアらしい
屋台っぽい所に行きたかったのだが、「私、妊婦なのよ!」二言目にはこれだ。)彼女の
好朋友(ハオポンヨウ)永石どん夫妻が以前宿泊したというPelangi Beach Resort(Hotel) にて
ランチを取ることとする。
素敵なホテルである。ミニ・マレーシア村って感じの作りでプール・ゴルフ場・宿泊施設等が
配置されている。
「まぁ、綺麗なホテル。でも私達のアンダマンの方がやっぱり良いわね。」(勝ち誇った目の笑顔)
お前、まさかその優越感を感じたいが為にここでのランチを強硬に主張したんじゃ・・・・いいや、
考えまい、そんな恐ろしいこと。

同ホテルのエスニック・レストランで。
デザートに頼んだアイス・パフェ(?)はジャンボ!
何と茉莉の頭程の大きさが有る。晴子大笑い。
実はお父さんの想像とは大きくかけ離れていたのだが、ここで背中を見せるわけには行かぬ。
店中の店員・客員が見事このジャンボパフェを平らげることが出来るか、注目している!(んな訳無いって。)
行くぜ!(お腹壊さないか一寸心配)

・・・・・・・・・・・・・・無念、討ち死にじゃ。

話は反れるが、石村家の席近くにはイスラム教らしいカップルが食事をしていた。
室内ということでか、女性は黒かむりを脱いで、素顔を晒していた。
席を立つときは又、その黒被りをきちんと巻いて出てったけどあの暑い中大変ですな。
そんで、何気なしに周りを見てるとイスラムっぽい人ばっかりなんですね。
否、偏見じゃ無いんだけど、やはりああいう事件が有った事もあって、何か怖かったっす。


さて腹ごしらえも終えて、次に向かうは先程見かけた水族館。
今回残念ながらScuba Divingは出来なかったので(ライセンスカード持ってくるの忘れちゃったし)水族館の
大きな魚さん達を茉莉ぽんに見せることにする。
(そう云えば日本では「魚の唄」なるへんてこりん(死語)な唄が流行っているらしいがどんなんだろう?)
・・・・・まぁ、普通です。久し振りに海遊館に行きたくなりました。

所在無さげ、魚をバックにさめざめと泣く茉莉。大丈夫だよ。



ホテルへ帰る途中。
道端にはゴムの木が生い茂っている。
ランカウイ島の主要な産業って、ゴムの輸出と観光業位なんだそうな。
マハティール首相の生まれ故郷で、だからリゾート開発に政府も力を入れているという
説明は晴子に依るものだからあてには出来ない。

ゴムの木のみならず、あちこちで天然のランブータンマンゴーが茂っている。
木になっているのをもぎって齧り付いたらさぞかし美味しいだろうと思う。
田舎のみかん畑を思い出した。





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  お父さんが参加している香港日本人バスケットボール倶楽部のホームページ。
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