朝は大忙し。
朝は兎に角忙しいのである。
お父さん、接待が無くとも帰宅時間は遅い。何が起こっても可笑しくない昨今、
リストラ対象にならない様に、遅くまで会社でパタパタ端末を叩いているのである。
茉莉と嶺は子供なので、そんなお父さんの帰宅を待てる筈も無く、
親子のスキンシップは朝のお風呂タァイムしかないのである。
朝のばたばたしている時に、生後二ヶ月弱の嶺を洗う。
最近富に寒くなって来ているので、湯船にお湯を張らねばならない。
お父さん上半身寒い。お風呂好きな茉莉は呼んでもないのに勝手にやって来て
自分で服を脱ぎオムツも外す。風邪を引いたらいけないので仕方ない、一緒に
風呂に入れる。唯でさえ狭い湯船、茉莉が兎に角邪魔なのだが、最早毎日の事なので
茉莉も行儀良く、一人で小さなバケツを使って遊んでいる・・・・・・・と思いきやコップ代わりに
してそのお湯をゴクゴク飲んでいる。これ!
嶺の汚れたお尻と石鹸で洗った髪をそのまま流しているお湯なんだが・・・・案の定、今日は
お腹壊して苦しんでいます。その内免疫出来るだろ。
嶺を洗い終わったらお母さんにパスして、次は茉莉だ。
散髪さん宜しく、お父さんの足をベッド代わりにして寝そべり、石鹸で紙を洗い、お顔は
お湯手ぬぐいで綺麗に拭ってあげる。自分の時には泣き叫ぶのに、どうしてかしら?と
不思議に思い覗きに来た晴子が「そんなお姫さん扱いの洗い方をしてたのか。」と
感心してたが、一体あやつはどんな洗い方をしてんだろ?
茉莉ちゃん、為すがまま胡瓜がパパ状態で、途中でお眠りする事もしばしば。
あんた幸せやねぇ・・・。
さて洗い終えた茉莉も渡し終えて、漸くお父さんの出番だ。もうすっかり上半身冷え切ってるよ。
かくして、朝の貴重な時間に30分がお風呂タイムに費やされるのであった。
でも週に2回は中国に出張に行っているお父さん。7時45分のフェリーや8時20分の汽車に乗るには
このお風呂タイムもままならぬ。
スキンシップの時間はそう容易く得られないのである。
夜、帰宅時の様子。↓
↑
茉莉ちゃんが巨大に見える。嶺を洗った後、茉莉の頭を洗っているとき、特にそう感じます。
ビバ!カップヌードル!
香港で一番売上シェアの高いインスタントヌードルは日本が世界に誇る安藤百福翁の
日清カップヌードルである。そのシェア50%超!更には日本には無い各種味の豊富な
ライン・ナップ。街に出てラーメンを頼むと「出前一丁」の袋を開けている。
マーケティングの勝利か、はたまたその味完成度の高さか。兎に角日清食品恐るべし。
昨日、本格的なダイエットに取り組む事を家庭内宣言し夜10時以降の晩御飯を避ける様に
留意しているお父さん。さりとてお仕事は忙しいので(仕事の要領が悪いんぢゃ?という声も
有ったりして。)残業食をさくっと食べて、我が家では食事しない、お母さんも一寸楽(本人曰く
わたしは晩御飯作りたいから、料理は苦にはならない、との事だが。)。
はてさて、ここ2ヶ月程92キロだった体重は本日現在89キロ!早くも成果が現れたか?
それでもどうにもお腹が空いて帰って来ることも有ります。
そんな時の強い見方は件のカップヌードル。ずるずる食べてると茉莉ぽんがテーブルの上に
よじ登っておねだり。具をつまんでちょっとあげて、お父さんが麺ずるずる。又、待ってる。
じゃぁ、鳴門をあげよう。ん?未だ欲しいのか?もう無いよ。
「ほんまに無いの?」何時までも中を覗いてくる茉莉ぽんであった。
来年度より中学・高校にてパソコン教育が義務化されます。
お父さんが始めてパソコンなるものを触ったものは入社してからの事。
TELEXを打つ為に、「どうしてkeyboardってこんな変な配置になってんの?」と
思いながら、一本指打法をマスターしたのである。
やがて電子メールが一般的になり、マイ・パソコンを会社の上司(?)より
中古で安く購入。兎に角、コンピューターの扱いを覚えねば、と何をする訳でもなく、
電子メール、ワープロとゲームの機能しか利用せず。
あれから10年、今や10本指を駆使し(Blind
Touchは出来ないけど)
一日100通超の電子メールに目を通し、エクセルで予算管理、見積もり計算、パソコンは
無くてはならない存在に。停電になったら途端に仕事の能率が落ちてしまうのだ。
10年前、電卓とお茶碗(*注1)片手に何度も検算しながら紙に定規で線引きながら鉛筆で
予算表を作成した頃とは隔世の感である。
*1 大小様々なお茶碗の底を使って円を描き、円グラフを描くのである。(涙)
今やIT時代。我が家にはパソコンが2台設置され(1台は使用されていないけど)
それに加えてお父さんは別にノートパソコンを鞄に入れて出張に。
(実は新しく自作パソコンの製作に興味を持っているのだが、香港ではafter
serviceや
選択の幅に自信無く、足踏みしている状態。次回の帰国時に基幹部品だけ買ってこようかな?と)
銀行の振込みも、日興ビーンズでの株式売買もパソコン使ってちょちょいのちょい。
これからの時代、パソコン使えなければ他人に比べて大変なhandicapを背負ってしまう
のである。(だから彼の曽我ひとみさんもパソコンの使い方を勉強始めたのだ。)
教育ママごんの晴子、早速Play Schoolでパソコンの勉強を始めさせる。
因みに、筆者が書斎で斯かるHome Page作成等をしていると茉莉ごんは
膝の上によじ登ってきて、パソコンのマウスを動かしたり、液晶画面に”突き!”を
入れたりする。偶に電源コードを引き抜いて、折角作成したdataを台無しにしたりもする。
油断出来ない。
他方、筆者がお留守番時に嶺君を膝に乗せてパソコン叩いてたりすると晴子が酷く怒る。
赤ちゃんをパソコンの近くに近づけたら、健康に影響が出るんだとか。本当か?(眉唾)
←このモニターになら”突き!”しても良いよ。
一ヶ月検診終了
ぐずぐずと風邪気味だった嶺も最近漸く丈夫になってきた様だ。
一ヶ月検診の結果は身長57センチ(14%増)、体重4,575
gram(41.6%増)
着々と成長しているこのpaceで増えると2年以内にお父さんは身長追いつかれる
事になる。大変だ。
顔もしっかりしてきました。お父さんの会社の同期だった神崎氏にちょいと似ている。
何でや?
晴子のご両親来港に際し、小泉首相も立ち寄ったVictoriaで夕飯を食す。
嶺君は後ろのA型ベビーカーでお行儀良くお休みなのだ。
しかし茉莉のおみ足は相変わらずむちむち。走るの速くなりそうだ。
11月13日、鯉魚門にて。
この日、休暇を取得してお父さんとDiscovery
Bay Golf Clubで初対戦。
汗ばむ程の天候にも恵まれ、気持ちよく行われた第1戦はClub
Memberの
面子に掛けてアイアン多用のスコアまとめに入りながら、他方日本からわざわざ
やって来たGuestに気持ちよく帰って貰おうという殊勝な配慮があったかどうかは
兎も角、ビジターの勝利に終った。この日のスコア結果に基づき、今後ともHandicap無しの
スクラッチで対戦が為される事の合意が為された。
ゴルフを楽しんだ後は海鮮を楽しむ。海鮮市場横に栄える海鮮料理屋街。
立ち並ぶ呼び込みの店員を振り切り、通り一番奥の龍如海鮮料理店に。
龍蝦、シャコ、ガルーパ、ホタテ、烏賊、チャーハン等頂きました。
羽ばたけ青春!
映画の一コマの様なシーン。
二人が何に気を取られているのか忘れちゃったけど、
茉莉の顔は下手くそな口笛を吹く晴子のそれにそっくり。
見事な料理にブラボー!と喝采を上げているのだろうか?
←あたいはケロタン
茉莉はお姉さん
晴子から、「この写真笑えるけど茉莉ちゃんが可哀想だから絶対HPに載せないで!」と
言われたけど、可笑しいのでやっぱり載せる事にする。(後日、削除される可能性有り。)
茉莉がいたいけな嶺をいぢめてるんでは有りません。面倒見ようとしてるのです。
茉莉は結構「BB! BB!(赤ちゃんの意)」って嶺の事しょっちゅう気に掛けてるのです。
ついでに言うと、最近皆の気持ちが嶺に向いてるので、甘えん坊度が増しています。
だからと言って新たなライバルに敵意を持っているわけでは有りません。
茉莉ちゃん、今日は苑ちゃん、興じい、ママ、パパに注目されておおはしゃぎ。
お陰で今(0時20分現在)、ぐっすり寝てくれています。このまま、朝まで寝ておくれ。
目つきが悪いのは性根の問題ではありません。単に撮影角度の影響です。
嶺を抑え付けてるのでは有りません。泣き叫ぶ嶺を・・・・・否、やはり抑え付けてるんでしょうか?
でも、本当弟思いの姉さんぶりを発揮しようとしてるんです。
唯、その愛情表現、上手い方法を知らないんでしょう。そう1年前、お父さんが毎日
晴子になじられていた様に・・・。
←鬼の目をした茉莉
秋は夕暮れ
そう、今は気候も良く食べものも旬の物が多く香港を訪れるのには最も適した
季節と言えましょう。10月頭の連休を利用して多くの日本人観光客が訪れました。
本社の某女性もそんな一人。友人と一緒に来港、父さんは臨月のお母さんを
連れて臨時ガイドだ。飲茶食べるには人数も必要という事で、友人の西條氏も
駆り出して名都に。実は年頃の女性を西條氏にご紹介、という魂胆も若干有ったのだが
行きずりの土地でたった1時間の会食では恋の花は咲かなかった。(西條氏にそんな
気がさらさら無かったのが大きな原因か。)
因みに彼女達の来港の目的は
1.グルメ
2.ショッピング
3.エステ
で、思い立って2週間後の来港だったそうな。ランチはコンラッドホテルの「金葉」だそうだし
OLってお金持ってんのね。
晴子「当たり前じゃない。女性はそういう所にはお金をど〜んと掛けるのよ。」
そういうもんか。
因みに彼女達はお父さん推薦の洗腸エステにもトライしたそうな。
感想「日本でこれだけの値段だったら癖になったかもしれない。」
余談だが、鷲尾嬢から頂いたお土産はNHKの「デコボコ・フレンズ」シール付き絵本であった。
これは我が家では茉莉ちゃん初め、パパ・ママお気に入りの番組で「こいつぁ良いや!」って
喜んでいたら「そんなに有名なんですか?私は全然知りませんでしたけど。」
そりゃ、独身女性は知る由も無いだろうけど、では何で彼女はこの絵本を選んだのだろうか?う〜む。
土曜日の午後、Kitty & Raymnond夫妻とPeakにあるShootersでランチなんか召し上がったりする。
丁度同じ年頃の平平君に比べて、茉莉は何だかむちむち。
女の子は男に比べて早熟なのだ。
Shootersは良きアメリカの時代・雰囲気をイメージしたレストラン。
天井にはレールが張り巡らされ、そこを汽車がシュポシュポ走っている。
壁には、やたらとでかい図体(お父さんが良く形容される表現)の古いシボレーや
リンカーンのイラストが展示されており、アメリカへの憧れを掻き立てる。
実はお父さんも一度アメリカには住んでみたいと思っており、(出張で2回だけ行った事有ります。
そんでエコノミー症候群みたいなのにかかりましたけど。)、本店の部長と酒を飲んでいる時、
「で、そろそろ日本に帰りたい、とか思っているか?」と聞かれ、
「いやぁ、次はニューヨーク辺りも良いかなぁと思っているんですが。」と、どさくさに紛れて言ったら、
「それは有り得ない。」と言下に否定されました。そら、そうだわな。
9月某日 Bonitaおばさん & Herbertおじさん来宅
以前、お父さんの会社で働いていたBonita &
Herbert夫妻が来宅。
(二人ともお父さんの部下じゃなかったんだけど。)
彼女が先に会社を辞めた後、結婚した熱々カップル。もう結婚して1年以上
経つというのにしょっちゅう指を絡ませたりしていちゃつくのである。
「私達にもあんな時代有ったわよね。」(遠い目をして晴子が言う。)
「否、無い。あの頃から俺はお前の親分で、これからもその関係に変わりは無い。」(冷静な夫)
でも、我が家で一番態度がでかいのは、未だオムツも取れない茉莉であった。
Bonitaおばさんは実はお父さんとそんなに年齢が変わらないのだが、
背中が見えるようなTシャツを着ていたりする。(腰が冷えますぞ。)
前髪の短い茉莉はキッと強い意志を秘めたかの様な目でレンズを見据えている。
何か気に食わんのか?