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私事では有りますが(というか、このサイトは私事のサイトですが)、連休初日(5/3)、
四国に住む父(茉莉と嶺にとっては祖父)が亡くなりました。胃癌の転移・進行が予想以上に
早く、お正月に家で父を囲んで食事をしたばかりなのに、あっという間に悪くなり、この世を去りました。
元々5月4日にお見舞いをする為、父の入院する川之江の病院に行く予定だったのですが、
様態が悪くなってきているという連絡を受けて5月3日に見舞いに行くべく、5月2日に車を運転して
芦屋迄、帰っていた所でした。ほんの半日の違いで、父に孫たちの可愛い顔を見せてあげることが
出来ませんでした。残念です。

大学生活から実家を離れていた為、年に顔を合わすのは2,3回という時期が長く、
香港に行ってからは、更にその回数も減りました。そういう意味では、父と過ごす時間というのは
限りなく短くなっていた訳で、それだけ縁遠くもなっていたのですが、いざ彼の死に顔を見、
骨になった父を実感すると、何か身体中の力が抜けた様な気がします。

父は口数が多い方ではなく、彼から人生訓の様なものを聞いた強い記憶は有りませんが、
地道に働いて5人の息子を育て上げ、末っ子の私は大学も卒業させてくれました。
今更ながらそんな父の地味な人生に、通夜と葬儀の時、遺影を眺めながら思いを馳せると、
無性に悲しくなりました。果たして、父は幸福な人生を送れたのだろうか、と。

今、自分は父親という立場になり、我が子の成長を目を細めながら見守っています。
将来自分に対して何かして欲しい、という様な期待は、子供達に対して有りません。
彼らには元気に自立して、幸せな人生を送って欲しいと願うだけです。
そういう観点から見ると、私は今、良い家族に恵まれて幸せな人生を送っています。
それが、ついては両親に対する親孝行であった、と思いたいものです。
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3月末、卒業のシーズン、茉莉も3年間お世話になった幼稚園を卒業しました。
ここの清楚な制服は父ながら結構センス良いなぁ、と関心していたのですが、
もう着る事は有りません。
そういえば、あの制服どうしたんだろ?
誰かにお下がりとしてあげたのかな?

そう言えば当日、父はフランスから来る某客先の相手をする為、卒園式に
参加できない筈だったのですが、フランス人オーナーの気まぐれか、
2日前に来日がキャンセルになったので参加できる事になったのです。
実は彼の受け入れ準備に相当時間を掛けてたので、業務上ではケシカラン奴だ、
と怒髪天だったものの、プライベート的にはお陰で卒園式に参加出来て有難う、だったのだ。



カトリック系の幼稚園である為、園児の卒園式が行われるお御堂に卒園児は
キャンドルに灯をともし、入場してくるのである。それに何の意味が有るか、父は知らぬが
傍らで見てて、先生方が大変だな、というのはよく判りました。



同じアパートに住むY君も同じく卒園です。
茉莉は女子校に行くので、今後は別々ですがご近所さんのよしみでこれからも
お付合いは続きます。



長らくお世話になったT先生。モンスター・ペアレントのお相手に疲れ果てたのか、
はたまた別の道を歩き出すのか、今年限りで幼稚園をお辞めになります。
卒園式で園児の名前を一人一人読み上げる時、一寸涙で声が上ずる場面が有りました。
別れを惜しむそれ程迄に我が子達に愛情を注いでくれてたのかと思うと、感謝の念に
絶えません。お世話になりました、どうぞお元気で。




卒園式を終え、父は直ぐに会社に向かったのでその後、こういう写真撮影が有ったとは
知らなかった。そもそも誰がこの写真撮影したんだろ?



同じくお世話になったH先生・・・というらしい。
正直、父はT先生の事は知ってたのだが、こちらの先生の事は存じ上げない。
優しそうな先生ですね。



卒園児に色々な花束やプレゼントを幼稚園の父兄や卒園児の母親から贈られるのが
こちらの幼稚園の風習らしい。「何これ?」と晴子に聞いたら、彼女も今までこういう
贈り物を卒園児に行ってたらしい。出費大変だったんだね。
父の少年時代、田舎という事も有り、こんな習慣は無かったが、今時はこういうものか。
何か奇異に感じるが、子供は喜んでいるようだからまぁ良いか。



唯でさえ茉莉の写真ばかりで、エコヒイキが有ると指摘されるこのサイトだが、今回のアップは
茉莉ばかり。別に嶺の事が可愛くないわけではないのだよ。(将来、嶺がこのサイトを見、何かを
感じることを想定して、敢えて書き留める。)でも女の子の方が写真載せても絵になるよね・・・・あ、嘘嘘。
お茶目な嶺君の写真も、取ってつけた様だが貼り付けておく。
嶺の大好きな、先日結婚したばかりのT先生を囲む園児達。嶺のポーズは最近お気に入りのお猿の
ポーズ。白銀台駅を降りた道路沿いにこういうポーズをとったお猿の石造が有るのだ。恐らくその影響だと
推量する。因みに彼は別に申年というわけではない。



当時、茉莉・嶺の通っていた幼稚園の美人先生が結婚し、汐留のコンラッドホテルに
皆でお祝いに行きました。と、言っても父親でお祝いに行っている人は殆ど居らず
母親と園児ばかりです。父は居場所が無く、柱の陰から美しい晴れ姿を見守って
居ましたよ。それは美人保母の後を付けねらうストーカーの様。

他の保母さんに「あら、石村さん。来てたんですか?」とその姿を見つけられた時のバツの悪さ。
判ってくれるかい。

後で聞くと、他の家族も父親がコンラッドホテルまで家族を送って来て、
場違いな雰囲気を察し(そりゃ、ユニクロのフリース・トレーナーだと、あのホテルじゃ浮くわな。)、
近くの本屋で時間を潰してたんだそうな。

しかし、愛らしい園児に囲まれて式を挙げるのは、最高に幸せだったでしょうな。




昼ご飯をたべた後か、横になり読書をしていながら、何時の間にか寝てしまっている父の
耳元で絵本を読み聞かせてくれていたらしい嶺。それを晴子が撮影。
読んでいる絵本はお気に入りの「ティラノサウルス」シリーズ。
何時も晴子や父に読み聞かせて貰っている自分としては、少しづつ本が読めるように
なった事も有り、たどたどしく詰まりながらも、聞いてない父に一生懸命読み聞かせて
くれてたのだそうな。



茉莉の受験は既に終わったけれど、我が家の英才教育は続いています。(嘘)
公文の宿題を一生懸命問いてます。
誰の入れ知恵か知りませんが、鉢巻を締めて勉強をする二人。

どうせやるなら、頭に三角錐の帽子でも被ったほうが良いのですが。
父が昨年受けた某速読法のセミナーで、読書に集中する為の
意識として、後頭部より20センチ上の位置にミカンを置いてあると
イメージすると、脳の働きが集中力を高めるという脳科学の研究が
紹介されていました。三角錐の帽子は丁度それ位の所に頂点が
有るのですね。古くは中国でこの三角錐の帽子は使われていたそうな。
文革の頃のイメージで今は悪いですけどね。

日本で被るのは、クリスマスパーティーの時くらいか。


本好きの我が家では、書籍代が馬鹿になりません。
主に父の書籍購入代を削減することを目的とし、又、結構高くて馬鹿にならない
子供用書籍代を節約するために、近くの図書館に通いだしました。
何と14日間も貸してくれるのです。

五反田には古本屋チェーンであるブックオフでも関東最大規模の売り場面積を誇る店舗が
あるのですが、そこでも子供用の書籍は数少なく、しかも結構高いのです。だから大助かり。

読書は心の栄養、子供たちにはどんどん良書を読んで欲しいものです。


腹いっぱい中国料理を食べたい。
そんな思いから、ふと関東進出をしている安い中華料理屋の雄、「餃子の王将」をGoogleで
探したところ、戸越銀座駅の近くにある事が判明。
早速電車に乗って家族で出かけました。

安いっすよ、王将。

近所の中華料理店で食べるとひとり当たり千円弱の4人で4千円近くするところが
王将だと、これでもか!という程、注文して、子供達の好きな餃子も腹いっぱい食べて3千円一寸でした。
味だって大したもんですぜ。
燃料・食料全ての物価が値上がりし、家計への影響がとり立たされるこれからの時代、
王将は全ての家庭の強い見方になることでしょう。
株式上場しているならば、「買い」でしょう。チャートも見て無いので飽くまで感覚的な話ですけど。


港北にIKEAがopenして以来、うちの晴子は不機嫌です。
これまで友人を我が家に招待して、一寸した小物に「まぁ、これ可愛い。何処で買ったの?」と
聞かれては「それ香港に居る時に買ったの。」「まぁ、海外の製品はやっぱり違うわね。」と褒められ、
良い気になっていたのだけれども、その殆どが香港のIKEAで購入したもの。

今回IKEAが横浜に開店して、皆が同じような商品、手に入れる様になり、
過去の優越感は無くなっちゃったのです。

港北のIKEA、超巨大です。
色んなものが、それなりにお洒落なデザインで安く売ってます。
時間潰しには最高でしょう。

下は、IKEAで売っている変わった植物の感触を試す嶺。


晴子曰く、癒し系の嶺。
何時までもその素直な目を忘れないで欲しいものだ。
最近、「俺はなぁ!」とか、少々強気な発言が増えてきているのは
TVの影響か、幼稚園の友達の影響か。

子供は親の知らぬ所でどんどん成長していくのですね。


幼稚園のバザー。
お母様方が一年掛けて準備してきた大変な労作。
ま、確かに手間が掛かってましたよ。準備大変だった事でしょう。
子供達も楽しんでました。
皆さん、準備お疲れ様でした。

下は的当てをして商品を貰うコーナー。


もう桜も散り始めた春なのですが、遅ればせながら年末の写真をアップ。
季節感有りませんなぁ。

幼稚園のクリスマス会。
受胎告知の場面らしい。茉莉はマリアに告げる天使その1の役回り。
「恐れることは有りません。云々」という台詞を一生懸命覚えてました。

その成果は・・・かすれた茉莉の声は辛うじてビデオに収める事が出来ました・・・が、
7年位前に購入した某SH○RPのvideoの調子が悪く(しかも今既にVideo camera事業から
撤退済みだそうな)、再生が上手く行きません。



最後席の左端故、カメラの遠距離モードで撮影したんだけど、やっぱりボケたか・・・。
でも肉眼ではちゃんと君の勇姿(?)を見てたからね。相変わらず君はおふざけ君だったね。
一体誰に似たのやら・・・。(晴子に違いない。)


田舎の四国で大晦日・元旦を過ごす。おばあちゃんは入院してて、病院で年越しなんだけど。
雪が降る中、車で帰りましたが、何とか高速道路が通行禁止になる前に帰り着きました。
子供は雪が好きですね。
直ぐに雪ダルマを作って、雪合戦です。
お父さんも、小学校は年中半ズボンで通って、冬でも裸足で運動場を駆け回ってましたけど、
年取った今は寒がりおじさんなので、外に出たくないのだよ。
炬燵ん中でゆっくりしたいのに、子供達に連れられてお相手なのです。
手袋を持ってきて良かった・・・。

下は父を背中から不意打ちしようとする嶺。


寒いのに雪遊びって本当、子供には嬉しいんだね。
任天堂DSに噛り付きで遊ぶより、100万倍好ましい。



折角、楽しそうな所を撮影してあげようとしているのに、そんなカメラマン父に
今にも雪玉を投げつけようとする茉莉。
父は何時もそんなに君たちをいじめてるかい?



多分、父に雪をぶつけられた後なのだろう、何やら叫びながら雪玉を投げつける嶺。
子供時代に喜怒哀楽を思い切り出すことは良いことだよ、うんうん。



大工の親類を持つ茉莉としては、梯子から雪を投げることもお茶の子さいさいなんだろう。
雪玉が命中した嶺(?)を見て、心底嬉しそうに笑う茉莉。
この後、戦場は梯子を上った山肌に移されたのだった。



学作、赤めの雪ダルマ。
目はサルビアの花びら。


全く近頃の子供達は、小っちゃいテレビゲームでピコピコ遊んでからに、
久しぶりに会う親戚と祖父なんだから、もっとお話しろっちゅうの。



多吉じいちゃん&従兄弟の佳介君と。



四国に帰省したら、毎度高松で高速道路を途中下車して骨付き鶏と讃岐うどんを食べるのが定番と
なっております。先ずは高松 屋島にある「わら家」で釜揚げうどんを。
鰹節をたっぷり使って作ったと思われる出汁に、こしのある釜揚げうどんをつけて頂く。う〜〜ん、幸せ。



うどんを堪能した後は、メインディッシュ一鶴の骨付き鶏だ。
早く東京にも進出してほしいものだ。(横浜には進出してんだけどね。)

茉莉、親鳥にかぶりつき、骨の周りまでしゃぶりつくす。


嶺はお肉の柔らかい雛鳥を食す。
子供達も「一鶴」の骨付き鶏は大好きなのだ。


お正月2日は芦屋の晴子方実家に。
曽祖父のお宅にて大三郎おじいちゃん&いとこ達と。芽生ちゃん大きくなったね。


加維君とペアルックで。二人は誕生日10日しか変わらぬ同い年。
この服はちゃーちゃんがハワイ旅行のお土産で二人に買ってくれたものなんです。



ちゃーちゃんの綺麗な着物を、惜しげもなく手直しして着させてくれた晴れ着。
足元は見ないで。


シェラトン神戸は、我々が結婚式を挙げた思い出のホテルだったりする。
経営不振で閉鎖するという噂が一次流れた事も有ったのだけど、しっかり
繁盛しているようで一安心。
二度と宿泊する事は無いだろうけど、偶には顔を出す機会はあるかな。
今回はコージーの奢りでランチ。美味しいよ。



余程寒かったのか、皆で肩を寄せ合い写っている写真。



北斎展@大江戸博物館

両国といえばお相撲の両国国技館が有名ですが、自治体としてそういう路線を目指しているのでしょうか、
大江戸博物館というバブル時期に建てたに違いない、国民の血税を無駄遣いした録でもない建物の
これ以上無い見本の様な建物が存在します。

以前、受講した研修会場に行く途中に見つけたのですが、そこで葛飾北斎展をやるという事で
家族を連れて行ってきました。
兎に角この大江戸博物館巨大です。
土地がこれでもか!という位、ふんだんにゆったり(無駄に)使われ、まぁ数百億円は掛かったでような、という
建物です。
因みに下の写真で写っている緑の屋根は国技館であり、大江戸博物館ではありません。
でもその前に広がっている広場は、この建物のものです。何でこんなになっちゃうの?
(この地区出身の国会議員は誰や?Internetで調べましたが
残念ながら判りませんでした。どなたか知ってたら教えてください。)



葛飾北斎と言えば浮世絵ですが、北斎展で展示されている作品は
版画のみならず、絵画が多く非常に興味深いものでした。
その作品数の多さにも圧倒されましたが、いやぁ、酒宴の席に
即興で描いた襖絵とか、凄いですよ。北斎ってやっぱ天才だったんですね。



子供たちにも北斎の絵は判りやすかったと思うのだけれども、30分くらいが限界ですかね。
だんだん落ち着かなくなってきました。
こういうのに1時間位は集中して鑑賞・楽しめる様、絵画鑑賞にも興味を持って
欲しいものです。




晩秋の頃の話になるのですが、紅葉の後楽園に行って来ました。
昨年は紅葉を見にわざわざ日光迄車を飛ばしていきましたが、
都内にもこんな綺麗な公園と紅葉があるんですね。

地方出身の父は、東京のこういう名所を殆ど訪れて居ませんが、
感受性の高い子供の為にもこういう所には精精連れていかねばならんと
思うのです。
一寸前に流行った「脳内革命」でしたか、数学者の書いたベストセラー。
あの中に、インドの天才数学者を多く排出している地方には、芸術的にも
素晴らしい寺院が有って、子供の頃にそういう建物・芸術を見て育った
人は、そういう才能が強化されやすいのだそうです。

筆者は最近「脳」の働きとかに一寸興味が有って、「右脳を強化する」とか、
「脳を刺激する」とかいった類の本を読み漁っているんですが、
芸術とかを知覚する右脳を刺激する事が脳の発達に良い影響を与える様
です。

美術館とか、綺麗な景色を見る機会をもっと作ってあげねばなりませんね。



初めて後楽園に行きましたが、都内にこんなオアシスの様な場所が有ったとは
全く驚きです。
徳川幕府の財産だったんでしょうが、昔のお殿様は本当、桁違いの権力を
誇っていたんですね。



公園の中には大きな池があり、その周りには小さいながらも小高い岡があり、小川も有り
(昔は一体どうやってこの川の流れを作ったんだろう?今は恐らく上で水道水を流してるんでしょうけど)
あ、樹で作った目がね橋の様なものも有りました。

公園内の木々も綺麗に手入れされ、正に正統派日本庭園です。(当たり前ですけど)



池の中には鯉や小魚が居ます。
入り口では鯉の餌も売ってた様な気がする。
こうやって小銭を稼いで、公園維持費を捻出してるんですね。
因みに入場料はたったの300円(大人)。



紅葉はすっかり色づき、正に日本の秋。
東京での生活ではこういう四季の移ろいが中々感じられません。
香港に比べればマシですが。

当然というか、欧米人・アジア系外国人の入場者もかなり大勢。
彼等にこういう日本庭園の美しさを紹介できる公園が都内に
残されているという事を、我々は誇らしく思わねばなりませんね。



ご覧の通り、公園の周りには高層ビルが。
正に都会の中のオアシスです。
下世話な話ですが、資産価値として試算すると一体どれ位あるんだろう?

数千億円?数兆円?

仮に売りに出したら、アラブの王様なんかぽんと買っちゃいそう。





ハワイ旅行記その2@オアフ島

朝ご飯食べにBurger Kingに行ってきました。
巷で噂の、メタボリック無視の大判バーガーとやらを食ってやろうじゃないか。
でも¥1,000円近くもするハンバーガーを買うのも阿保らしいので、
一寸ボリューム多そうな奴で手打ち。(せこい・・・。)

ハンバーグが一応二枚。
お味はまぁ、普通。
コーラが飲み放題だが、そうそう飲めるものではない。



ワイキキ・ビーチで。
綺麗な砂浜である。ごみも殆ど落ちていない。
アメリカ人のお行儀が余程良いのか、誰かが朝晩掃除をしているのであろう。
無論、後者に違いない。

久しく波に翻弄されながら遊んだ後は、砂遊びをするのが、正当な海水浴での
お遊びである。単に山を作るだけではなく、きちんと固めた城を作り、そこにトンネルを
作る。更には、寄せてくる波の水をその城に引っ張る、という質面倒臭い遊びを
するのは、日本人の我々以外には居なかった。
(とまれ、ハワイは日本人比率が多いのだけれどもね。)


前述の通り、ホテルとビーチは目と鼻の先である。
下の写真はプールではなく、ホテル前のビーチで撮ったもの。
寄せては返す波に、浮き輪に捕まった自分が激しく上下動する体験は
とっても楽しかったらしい。(パパも楽しかったっす。)


夜、晩御飯を食べた後、ぶらぶらと道を歩いてホテルに戻る。
通りには色々な大道芸人がパフォーマンスをしている。
自分の娘に大して上手くも無い歌を歌わせて金をせしめようとする親馬鹿の
大道芸人家族も居る。何人かお金をバケツの中に入れていたが、あれは
「サクラ」であろう。

その外、100m置き位に座っているのが似顔絵画家である。
一人すんごく上手い絵描きさんが居て、見てるとお客さんそっくり、
写真みたいに、そしてここがコツなのだけれども、一寸美人&男前に
描きあげている画家が居る。髪の毛が黒く、包装紙に使っている新聞紙が
日本語新聞だったので、恐らく日本人であろう。
そこは凄い人気なので、Waitingも多く一寸描いてもらえそうにない。

少し離れた所に座る画家に、コージーの奢りで頼んでくれた。
こちらは写実派ではないらしい。特徴を捉えてデッサンし、そこに
スプレーで彩色するのである。
子供達に「にっこり笑いなさい」、と言ってると、
「笑顔は長続きしないので、普通で良いよ。」と訂正される。



で、出来上がった絵である・・・・・。
我が息子、嶺の愛らしさは全然無く、東洋の山猿・・・・、或いは父の田舎、川之江に居る祖父母に
そっくりの洟垂れ小僧がそこに居た・・・。
嶺は大いに不満そうで有った。
まぁ、他人から見たらこんなもんか。
親馬鹿の頭を冷やすのには丁度良いかも知らん。


実は茉莉も描いてもらっている。
二人居る子供、一人だけ遣ってあげるとすねちゃうので。(支払いしてくれたのはコージーだけど)
で、気になるこの絵描き料だけど・・・・・幾らだったろうか?
一枚US$30 ~ 40.-だったろうか。一枚描き上げるのに30分位所要したろうか。
絵描きさん、大変な商売だね。



オアフ島滞在最終日は、お店の名前を忘れたけれど、ビーチ沿いに有る
シーフードビュッフェのお店に。高級なホテルに隣接するそのお店、
大人気店らしく、満席である。(予約して行ったのだけれど)
料理も蟹、オイスター、寿司、刺身、ロースとビーフとか、兎に角美味しいシーフード等が多種勢揃い。

いやぁ、オイスターと蟹に目が無い父は何度この2つをお替りした事か。
焼きタラバガニ(?)の足はもう1年分くらい頂きましたよ。
本当に旨かった。


楽しかったハワイ旅行も終わり。
オアフ島から成田に戻る・・・・JALの飛行機は故障みたいで、2時間出発が遅れる。
借金が多いのは知ってるけど、JALの飛行機、故障が多過ぎるぞ。
ご迷惑代として、一人US$12.-の空港お食事券が皆に配布される。
お腹も空いていたので、空港で私は狸蕎麦、娘はラーメンを食べたが、
はっきり言って美味しくは無かった。
やはりアメリカではハンバーガーでも食ってたら良かったか。



結局2.5時間後に修理し終わった?飛行機は、無事飛び立ったのだけれども、
離陸するにつれて父のシートはどんどん後ろに倒れていく。
駄目なんですよ、離陸中はシートを倒しては。ワザとじゃないんです、椅子が壊れてるんです。
仕方ない、手動でシートを起こし、後ろに体重が掛からない様に、前のめりで座る。
これ、結構疲れます。
漸く安定起動になり、普通に座ると、これまたじわじわとシートが倒れていく。
後ろの人ご免よ、都度、椅子を起こさないといけないのであった。

晴子と子供二人の席は、イヤホン機能が壊れていたらしい。
前方スクリーンに映っている映画は当然楽しめる筈も無い。

客室乗務員が父の所にお詫びに遣ってきた。実は父は、海外出張が多いため
搭乗回数とマイル数が多い一寸ステータスが高い会員なのである。
客室乗務員「申し訳有りません、石村様、ご家族の席のイヤホン機能が壊れててご不便をお掛けして。」
父「あぁ、そうですか。実は私の椅子も壊れてて、普通に座るだけでどんどん後ろに倒れていくんですよ。」
客室乗務員「エエーーーーッ!そうなんですか、申し訳御座いません!」

さりとて、飛行機は満席なので替わる場所も無いのですよ。
結局、そのまま9時間、父は腰に力を入れて帰国したのです。


帰国間近にさっきの客室乗務員が遣ってきて、
「この葉書に今日の問題内容を記載して送付してください。マイルか、クーポン券をお詫びにお送りしますので。」

後日家族4人で合計1万6千円分のクーポン券が送られてきました。

今回、JALが飛行機の故障を通して我が家に支払ったお金を整理しますと
1)空港でのお食事券 :US$12.- = 1,300円/人
2)座席故障のご迷惑料名義クーポン券:4,000円/人
----------------------------------------------
合計 :5,300円/人

飛行機の乗客が何人居たのか知りませんが、仮にBoeing 747 = 450人搭乗としましょう。
上述1)で先ず50万円以上の出費。
あの調子だと2)でも数十人にお支払いしてるのでは?
10人として4万円。
60万円近い、普通では支払わねば良い様な出費をしているわけです。
古い機体を買い換えるお金が無いのかもしれませんが、余計な出費が多くなる
悪循環に入っている様な気がしてなりません。(出張時にもしょっちゅうトラブル見てるので。)

これからはANA or Staralliance系のFlightを選ぼうと思っている今日この頃です。

(後日談)
そんな愚痴を書いていながら申し訳無きも、JALから頂いた16,000円分のクーポン券を
持って、有楽町のJALショップに買い物に行きました。
そこで晴子が見つけたロンシャンの黒い革鞄。
「小学校に入ったら、こういう黒い鞄が必須なのよ。」
値段は44,000なので「16,000円のクーポン券じゃ買えんな。俺のビジネス・バッグ位
だったら買えるんじゃないかな。」
と言ってたら、「不足分は払えば良いんだよね。」と、さっさと買いやがった。
しかもJALカード使って・・・。
定価で鞄を売り抜けて、(仕入れ値がどれ位か知らんが)結局余計に買い物をさせた
JAL、中々抜け目が無い・・・と思いきや、良く考えたら一番得したのは晴子であった。


受験一段落した11月、勤続16年目にして取得権利の得るリフレッシュ休暇(2週間)を
利用して1週間、ハワイに行ってきました。父にとっても初めてのハワイです。

義母が以前から皆でハワイに行きたいわ、と言われてた事も有り
晴子方の両親も今回一緒です。
羽田空港で両親をピックアップし、成田へ。

先ず向かうはハワイ島、コナ。コーヒーで有名らしいですね。
飛行時間は約7時間。
日曜出発と言う事もあってか、席は割かしゆったり。

茉莉はゆったりくつろいで到着。
因みに嶺は珍しく父の隣で、横になるスペースも無く窮屈に睡眠。

7時間、あっという間です。機内で上映していた映画は確か・・・
「トランスフォーマー」だったかな?中々面白い。
嶺が喜びそうな内容である。



ハワイ島は、ハワイ諸島の中では一番大きな島。
でも世間一般のハワイのイメージである高層ビルが立ち並ぶリゾート島の
面影は無し。
入国審査官のおばちゃんも「何にも無いところよ。」と言うほど。

一番有名な見所は国定公園にもなっている火山か。
レンタカーに乗って向かうのである。片道300マイル一寸(500キロ弱)だったかな。

生憎、嶺の体調は優れず、車中ぐったり。
唯でさえ、肩車をせがむ嶺はパパを足代わりに離れない。
パパもぐったりだよ。



火山麓の噴泉口(?)。蒸気がシューシュー出ていて、硫黄の匂いが一寸臭い。
やれ、逃げろ!と走る茉莉のフォームは陸上選手の様。

実はその昔、陸上競技部に在籍していた父が、ちょくちょく速く走る方法を伝授しているのだ。
その成果が出てきているのだとしたら、父も嬉しい。
敢えて言うならば、
茉莉、膝をもっと高く引き上げ、手はパーではなく、生卵を握る様な気持で
肩の力を抜くのだ。



晴子方の祖父母と、火山口の前で。
火山口って結構大きい。
で、一部未だ暑そうな箇所有り。活火山なのかな?
そんな事も調べずに来てるの?と言われそうだが、その通り。
私は唯、言われるがままに運転しているだけなのだよ。道順すら調べていない。
見知らぬ土地でカーナビの付いていない運転は、大変だと今更ながら思う。
こう楽して使うことをしない脳みそは段々退化していくのだろうね。
20年後の日本が心配だ。



相変わらず、嶺の「パパ、肩車して!」攻勢は止むことが無い。父は重くなった嶺の
体重を感じつつ、火山の溶岩が固まり歩きにくい所を転ばぬように進む。
その先は断崖絶壁の海である。



ホテルには当然プールが付いてます。
宿泊したSheraton Hotelにはすんごい長い滑り台付きでした。
嶺、喜び勇んで一人で上り、水と一緒に流され、滑り落ちてくる。
バッシャーン!勢い良くプールの中に落ちて行き、バチャバチャ。
暫く見てると泣き叫んでいる。溺れてました・・・・・・・。
慌てて泳いで行き、救い上げる。(君は水泳教室に通って、泳げる
様になってたんじゃなかったっけ?)

以降、息子は笑いながら溺れている自分を唯眺めていた父不信に
陥ったのか、中々滑り台に行こうとせなんだ。
でも、茉莉が楽しそうに何度も滑り落ちてくるのを見てると
(勉強した父は降り口でちゃんと待ち受けておったのでした。)
遂には又、「パパ、ちゃんと受け止めてよっ!」と上がっていくのだった。
嶺よ、君は熱さを感じる喉が人一倍短いんだね。(医龍2より表現一寸拝借)



ハワイは虹で有名なんだそうな。知らなかったけど。
火山を見に行った翌日、今度は島の北部を目指してドライブ。
途中MariottのPrivate beachに勝手に入って一泳ぎ、野生の海亀等を見た後、
更に島の最北端を目指す。
途中でシャワーが降ったかと思うと、その後に見事な虹が。
虹を見たのって一体何年ぶりだろう?
普通の生活してたら見ないよね。


3日間のハワイ島滞在から場面は変わり、次はオアフ島である。
高層ビルが立ち並ぶ高級リゾート島である。
確かに凄い。来る前は(実は)ハワイなんてわざわざ行かなくても、と内心一寸
思っていた事も否めないんだけど、やっぱり自分の目で確かめるもんですな、
大したもんだ。何が大したもんかと説明すると

1.空港からホテル島が林立するワイキキ・ビーチ迄が近い。バスで30分くらい。
2.高層ビルのホテルがビーチの直ぐ前。道一本隔てた向こうがワイキキビーチ
3.ビーチが広い。水が綺麗で波も大きい。この波の大きさ、ポイントが凄く高い。
子供用にテトラポッドなんかで波を調整している箇所も有り、老若男女、皆楽しめる。
4.陽射しが強い。あっという間に日焼けする。(女性は嫌がるかも知れんけど。)
5.そこら中に、ABC storeというコンビニが有りとっても便利。レストランの選択も豊富。
6.ショッピング・ストア、免税店等が豊富でshoppingも楽しめる。
7.通りには色々な大道芸人が居て、こりゃ又楽しめる。

英語の不得意な日本人が、日本語の通じる海外に行くリゾート地というイメージで
居ると大間違いなのである。

唯一つ難点を言うと、すべからず高い。アメリカだからそんなもんなのか。
折りしも凄い円高が進み、\108/US$前後まで一気に行ってたのだけど、
焼け石に水。
「思い出はpriceless」というVISA cardのコマーシャルが有り、その考えには共鳴出来るから
使いはしましたけど。使ったお金の帳尻は、晴子の小遣いで調整するか、と思ってけど、
結局今や自分の小遣いが調整弁になっとります・・・・。

で、オアフ島はワイキキ・ビーチだけでは有りません。
水が綺麗なこれまた国定公園級のビーチが有る、と、既に事前勉強をしている方々の
推薦により向かったビーチはハナウマ湾。
一日に入場できる人数が制限・環境維持管理に厳しい湾であるらしい。
入場前に環境保護の教育ビデオを見せられる徹底振り。英語版映画だが、
日本人用に通訳放送を流すヘッドフォンも貸与される。便利な世の中だ。

↓上から臨むハナウマ湾。


ハナウマ湾には珊瑚が広がっている。
スキューバダイビングなんかすれば、凄く楽しめるのだろうけど、子供連れの
我が家はシュノーケルとマスクでパチャパチャ泳いでいく。
浮き輪を付けた子供達でも近くで魚を見れるのでこりゃ楽しい。

この旅行に先立ち購入した水中でも撮影可能なデジカメも大活躍だ。



怖がりの茉莉に比べ、怖いもの無しの嶺は晴子に連れ立ちどんどん沖に出て行く。
大人用のシュノーケルが一寸きついが、「魚が居るよ」と教えてあげると顔を水中に
突っ込み興奮している。いやぁ、嬉しいねぇ。何時までもその素直な心を持ってておくれ。



なんという魚か知らんが、鯛か「ハタ」だろうか。
色んな魚が泳いでいるのだが、コンパクト・タイプのカメラは、シャッターを押して
撮影される迄、時間差が有るので中々素早しっこい魚を撮れんのですよ。
(それは子供を撮影するときもそうなんだけど。)

次は一眼レフタイプのカメラを購入したいもんだ。(晴子の小遣いを削って)



ビーチからは100メートル程沖合いに出ただろうか、結構波も有るので
子供では体力を消費する。
15分ほど楽しんだ後、ビーチで祖父母と茉莉が待つ基地に帰還。
茉莉はすっかり待ちくたびれておった。







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